3/21開催@渋谷「2026プロ野球ペナントレース大予想大会」チケット発売中

12年ぶりに復活!伊東勤出演。「開幕直前!2025プロ野球ペナントレース大予想大会」レポート

<このイベントは、野球INSIGHTの前身の「野球ファンネット」時代に開催したものです>
◼︎開催日時

・2025年3月21日(金)19時00分~21時10分
◼︎会場
・東京・西新宿「株式会社キタムラ・ホールディングス特設会場」
◼︎出演(敬称略)
【ゲストスピーカー】伊東勤(プロ野球解説者。西武ライオンズ・千葉ロッテマリーンズ元監督)
【MC】斉藤一美(文化放送ライオンズナイター実況アナウンサー)

12年ぶりに「開幕直前の夜」が帰ってきた

野球ファンネットによる開幕直前イベントが、実に12年ぶりに復活した。
長い休眠を経ての再始動。会場提供はキタムラホールディングス、フォトクリエイト両社のご厚意によるもの。久々の濃い野球トークの夜が整った。

ゲストは西武ライオンズ黄金期の正捕手で、日本一監督の経験もある伊東勤。MCは斉藤一美。
かつての定番企画だった「全12球団・順位予想」を復活させ、事前に用意した各球団の注目トピックスをもとに、斉藤の進行で伊東が深掘りしていく構成となった。


冒頭から爆弾発言。ライブの醍醐味がいきなり炸裂

開幕早々、会場がざわつく。伊東が「今年の春キャンプ、実は○○の理由で観に行けなかったんだよね…」とこぼした爆弾発言が火種になった。主催側としては、「その話は、先ほどの楽屋だけで済ませないと…」と内心ツッコミたくなる場面もありつつ、いきなり「この場でしか聞けない話」が飛び出すのはリアルライブならではの醍醐味でもある。


12球団トピックスを一気に俯瞰。語りの密度が上がる

今回のトピックスは、資料で整理された論点がそのまま会場の熱量に変換されていった。

セ・リーグでは、
・巨人の大型補強が「はまる」かが早くも焦点に。キャベッジ、甲斐拓也、マルティネスの加入で戦い方は変わるのか、リリーフ強化や、MLB入りした菅野智之のの埋め方まで論点は具体的だ。
・阪神は藤川球児新監督がコーチ経験なしで指揮を執る体制がどう機能するのか、捕手争いも含めて「新時代」の見立てが語られる。
・DeNAはコーチ陣の配置転換や走塁意識強化、梶原昂希・森敬斗のスピードが重量打線に新風を入れられるかがポイントとして挙がった。
・広島は坂倉将吾のアクシデントをどう埋めるか、新加入打者のフィット、投手陣の不安まで含めた攻守の再設計がテーマに。
・ヤクルトは故障の多さと先発投手が育ちにくい構造、さらに村上宗隆・山田哲人の離脱という緊急事態が直撃。補強先発をどう回し、生え抜きを誰が伸ばすのかが議論になった。
・中日は井上一樹新監督の下で才能の開花に期待が集まる一方、正捕手争いや石川昂弥や細川成也の中軸形成、守護神の穴など、宿題もはっきりしている。

パ・リーグでは、
・ソフトバンクが「それでも悩みはレギュラー後継者?」という切り口が象徴的。ポスト柳田悠岐、今宮健太、捕手事情など、強いからこその課題が前に出た。
・日本ハムは新庄剛志監督の「野村克也化」という見立てが面白い。清宮幸太郎・野村佑希が揃ってはまれば一気に突き抜ける可能性、田宮裕涼のコンディションなど、上振れ要素も下振れ要素も具体的に語られた。
・ロッテは「9月のロッテ」問題。終盤にガス欠傾向をどう克服するか、若手外野と内野争いの行方が焦点となる。
・楽天は明治大学出身のドラフト1位ルーキー宗山塁の存在感と、則本昂大状態次第で抑え交代まであり得るという現実味が議論を引き締めた。
・オリックスは離脱者の流れが止まらない中で、岸田護新政権から誰が飛び出すのか。意識改革という「見えないテーマ」が投げ込まれた。
・西武。来場者に西武ファンが多いこともあり、場の熱量はここでピークに達する。
「まず得点力、そして得点力、さらに得点力」。伊東が同じ言葉を口にした瞬間、会場は大爆笑。投手陣は手堅いが、武内夏暉不在の前半戦を「チャンス」に変えられるか、野手の公開オーディションを誰が勝ち抜くのか。現実は厳しくも、どこか愛おしい今の西武が立体的に響いた。

10分延長で終了と思いきや、推し活ではない延長戦

イベントは終了予定時刻を10分ほどオーバーしていったん幕を閉じた・・・と思いきや、ここから思わぬ「延長戦」が始まる。いわゆる推し活イベントとは無縁で、野球ファンネットが大切にしてきたのは、あくまで言葉と中身の濃度だ。そんな場にもかかわらず、伊東の厚意で即席のサイン会が突如スタートした。

新刊『黄金時代のつくり方〜あの頃の西武はなぜ強かったのか〜』(ワニブックス)を手にした参加者が次々と列をなし、背番号27のユニフォームを持参した熱心なファンの姿も見られた。盛り上がりは推しというより、話を聞いた直後に「もう一歩近くで礼を言いたい」という、来場者の熱量が自然に着地した結果だった。


「生で会って、話を聴く」価値が戻ってきた夜

SNS・動画メディアの時代となり、情報の届け方は大きく変わった。コロナ禍を経てリアルイベントの在り方が問われる中でも、「生で人と会って、話を聴く」体験の価値を、会場の熱気が改めて証明してみせた。集客面では12年のブランクもあり苦戦した部分はあったが、会場に集まった約50名の熱量と満足度は、かつてと何ら変わらないものだった。

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